砕石の役割と現状
砕石の役割と現状
社会の基盤づくりとして利用される砕石
様々な場所で砕石は利用されています。
道路や橋りょう、ビルといったさまざまな土木建築には、全体を支える基礎が必要です。基礎がしっかりとしないとすべてが台無しになり、何ひとつ完成はしません。その土台となる重要な部分に使われるのが、砕石。
コンクリートは、砕石をセメントで接着した物。アスファルト舗装は、砕石をアスファルトで接着した物と言えます。“接着材”は高価なため、施工者は“安価で強い砕石”の使用割合を高めようと努力しています。重要な資材である砕石が、目立たない存在ながら社会基盤をしっかり支えています。
また、その地方の砕石の特徴を活かし、一般家庭等でも使われています。
砕石業を取り巻く近年の環境
砕石業は、地域の理解、行政の許認可の必要、多額の初期投資、森林の保全などの課題があり、新規に開始することが難しい業種です。
“県外産骨材”の増加に伴う県内産砕石出荷量の減少や主要コストである燃料単価が大きく上昇する中、
今後も厳しい経営状況が続けばさらに砕石業者が減少し、砕石の安定供給が成り立たなくなる恐れがあります。
地域社会が元気になるためには、地元企業の元気が何より必要です。
農水産物はもとより、今は地産地消が現代を切り開いていく有効な戦略ともなっています。
砕石の地産地消を進め、私たち砕石業も、地元の元気に貢献したいと考えています。
また、大規模災害時等の迅速な復旧には、地元の砕石業者が不可欠です。